※cyzen connect(Yoom)の操作環境はGoogle Chrome推奨です。
「cyzen connect」を使って、Googleスプレッドシートに登録したスポット情報をcyzenに自動で登録・更新する手順をご紹介します。
一度設定するだけで、以後はGoogleスプレッドシートにスポット登録すると自動で反映されます。(本手順では1日の最後にまとめて1回の登録を想定しています)
- 事前準備
- 設定手順
🧰 事前に準備すること
- cyzen connect 利用契約
→ ライトプラス以上のプランをご利用中のお客様で別途cyzen connectの契約が必要です - Googleアカウント
→ スプレッドシートの利用環境をご準備ください - Googleスプレッドシートからcyzenに連携するスポット項目の洗い出し
→ スポット名/住所/スポットタグなど、どの項目を連携するか洗い出しておきます
🔧 設定手順(約10分)
STEP 1:Googleスプレッドシートを用意する
- cyzenに登録するスポット情報の元となるGoogleスプレッドシートを用意します。見出し行(1行目)に、事前準備3で洗い出した、cyzenに連携する項目が含まれているか確認してください。
- 「スポットコード」は必ず入力してください。空白・重複は避けてください。※cyzenではスポットコードはスポットを一意に識別するコードです。既存のスポットと同じスポットコードを指定すると、既存スポットが更新されます。(アルファベットの大文字・小文字は区別しません。例:A001とa001は同じ)
- スプレッドシートには、必ず「スポットID」を含めるようにしてください。「スポットID」は出力するスポットのキーとなるので、cyzenに登録済のスポットには、この値が設定されることになります。(はじめにスプレッドシートにスポット情報を記入する時は空白でかまいません)
💡 スポットIDとは?
スポットIDは、スポットの固有のIDで、cyzenでは内部で保持している項目です。通常の操作画面では意識する必要はありませんが、cyzen connect でスプレッドシートとcyzenを連携する際に含まれる重要な項目です。このIDをスプレッドシートに保持しておくことで、将来的な更新や重複チェック時のキーとして活用することが可能になります。
STEP 2:cyzen connect の設定(①フローボットの新規作成〜フローボットのトリガーの設定)
- cyzen connectの管理画面にログインします。
- 画面左側のプロジェクト一覧から、対象プロジェクトを選択(もしくは+から新規作成)します。
- 作成したプロジェクトをクリックして開き、「フローボット」タブで「新規作成」をクリックします。
- 「はじめから作成」をクリックします。(テンプレートギャラリーに対象のテンプレートがあればそちらをお使いいただくと簡単に作成できます)
- フローボットのタイトルを入力します。
(例)スプレッドシート→cyzenにスポット連携 - 「スケジュール」をクリックします。手動起動や特定のイベントで起動させることも可能です。
- 実行時間を指定します。この手順では「Corn設定」で毎日23時59分に起動されるよう設定しています。日付指定や曜日指定も可能です。
- 任意のタイトルを入力し、スケジュール設定を行ったら保存してトリガーの設定まで完了です。
-
STEP 3:cyzen connect の設定(②スプレッドシートからスポット情報を取得する設定)
- 「+」をクリックして、オペレーションタイプの選択で「Googleスプレッドシート」>「複数のレコードを取得する(最大300件)」をクリックします。
- 以下の項目を入力します。
- タイトル:任意のタイトル(例)レコードを取得する
- データベースのアプリ:Googleスプレッドシート
- Google スプレッドシートと連携するアカウント情報:「+アカウントを追加」をクリックし、任意のアカウントを選択します。
※cyzen connectからスプレッドシートにアクセスするアカウントになるので、アクセス権限(編集可)があるアカウントを選択してください。 - 実行アクション:「複数のレコードを種痘する(最大300件)」
- データベースの連携
- スプレッドシートID:スプレッドシートのURL内の「/spreadsheets/d/●●●●●/edit」の●部分がスプレッドシートIDです。
- スプレッドシートのタブ名:選択肢からタブ名を選択します。
- テーブル範囲:範囲を指定する場合は設定してください。
- 「次へ」をクリックします。
- 「取得したいレコードの条件」を指定します。この手順では、スプレッドシート上に「登録日(更新日)」などを用意して、日付で判断する方法を紹介します。
- 左の入力欄:スプレッドシートに用意した「登録日」を選択
- 真ん中の入力欄:「等しい」を選択
- 右の入力欄:登録日が「今日」のレコードを取得するために、選択肢から「今日」を選び、日付の形式の中からスプレッドシートの形式と同じものを選択
- 「保存する」をクリックしてスプレッドシートからのスポット情報取得の設定は完了です。
STEP 4:cyzen connect の設定(③繰り返し処理の登録 〜 cyzenへのスポット登録の設定)
- レコードを1件ずつcyzenに登録するので、繰り返し処理を設定します。
- 「+」をクリックし、オペレーションタイプの選択で「繰り返し処理」を選択します。
- 任意のタイトルと、「繰り返し対象の取得した値」を設定します。
- オペレーション:STEP3のスプレッドシートからスポット情報を取得する処理を選択
- 取得した値:繰り返すレコードの項目を設定します。スポット情報としてcyzenに登録する項目はすべて指定してください。1つの繰り返し処理で15個まで登録できます。(15個以上になる場合は処理を追加する必要があります)
- 「保存する」をクリックして繰り返し処理は完了です。
- 「+」をクリックし、オペレーションタイプの選択で「繰り返し処理」を選択します。
- 次に、cyzenに登録していきます。スポットを新規登録するか・更新するかは、オペレーションタイプ選択の「分岐」を使って設定することができます。その時に、「スポットID」が必要になります。
- cyzenにスポットを登録するには、オペレーションタイプの選択で「cyzen」>「スポット情報の登録」を選択します。
- タイトル:任意のタイトル(例)スポット登録
- アプリ:「cyzen」
- cyzenと連携するアカウント情報:「+アカウントを追加」をクリックし、任意のアカウント名称とアクセストークン(スタティックトークン*用語集)を指定します。
※スタティックトークンはcyzenconnectご契約時に、cyzen-supportのアドレスから送付するメールに記載しています。以下の項目を入力します。
- 「次へ」をクリックし、「企業ID」を設定します。
※企業IDはcyzen担当者に確認してください。 - スポットコード以下に表示されている項目に、登録する値を設定していきます。「繰り返し処理」内で取得した値を設定していきます。
⚠️ただし、以下の項目については、設定に注意が必要です。- グループID
→選択肢からグループIDを選択することができますが、グループごとにcyzenへの登録処理を分ける必要があります。(グループAとグループBで2つの登録処理が必要です) - スポットタグID
→選択肢からスポットタグIDを選択することができますが、グループID同様1つのスポットタグIDにつき1つの登録処理が必要になります。スポットタグが多い場合はcyzenconnectのデータベースにスポットタグID変換マスタを作成する方法があります。 - 拡張項目
→拡張項目を複数利用している場合でも、1行で表現する必要があります。以下形式で設定してください。(item_valueに設定する値は繰り返し処理内で取得した値を設定します)[{\"item_name\": \"項目名1\", \"item_value\": \"abc\"},
{\"item_name\": \"項目名2\", \"item_value\": \"def\"}]
- グループID
- 「保存する」をクリックして完了です。
STEP 5:cyzen connect の設定(④スポットIDをスプレッドシートに登録する)
- cyzenへのスポット登録時に、スポットIDが取得できます。取得したスポットIDをスプレッドシートに登録しておくことで、次回からそのスポットは「更新」と判断することができます。
- cyzenスポット登録処理の後ろの「+」からオペレーションタイプ「Googleスプレッドシート」を選択し、「レコードの更新」をクリックします。
- スプレッドシートの情報を入力します。(STEP3で説明した内容とほぼ同じなので省略します)
- 「次へ」をクリックし、更新したいレコードの条件を設定します。「スポットコード」などレコードを1つに絞り込める項目を指定します。
- 「更新後のレコードの値」で、cyzenへの登録処理で取得した「スポットID」を指定します。
- 「保存する」をクリックして設定完了です。
STEP 6:フローボットをONにして、動作確認を行う
- フローボットのトリガーを「ON」にします。ONにすると、以降スケジュールトリガーを迎えるとフローが動きます。
- スプレッドシートでスポットを1件新規登録してみてください。
- 翌日、自動でcyzenに反映されていることを確認できれば設定完了です。(手動で即時確認することもできます)
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